♥love girl♥



「キャー!!!!!!♥」


またですか...


教室のドアのトコには女子の群れ


あたしはいまだに女子に囲まれたままなんですけども...


「玲華様、隣蓮様ですよ!!」


「はあ?」


え、あたし何か悪いことでもしましたか?


「おう、玲華♪」


嬉しそうに笑って隣に座る笹岡蓮


...うざいんですけども...?


「俺の隣、玲華か~♪」


勝手にあたしの名前呼んでるし


「...誰か代わらない?あたし、彩香の隣がいいから」


「あたし代わりたい!!!♥」


女子が一斉に手を挙げた


「うるせー!!」


「っ...」


笹岡蓮の一喝で一斉に静まる


「俺の隣は玲華だけだ。他の奴なんざに興味ねえんだよ」


...何コイツ?


何が言いたいんでしょうか?


「玲華、付き合ってみれば?」


「は?絶対嫌だから~」