そのまま蓮は隣で眠った
初めて知った
あたしの手をそっと握ってくれてたこと
隣で誰かが眠っていることは
とても安心出来るということに
親が居たら...良かったのに...
「蓮...?」
「んー...」
蓮は眠そうに目を開ける
「どうした...?眠れねえのか...?」
「その...ありがと...」
「おう...」
蓮が優しく抱き締めてくれる
キツイんだけど...
だけど、すごいあったかくて...
すごい安心出来たんだ...
蓮が好き...
大雅も好きだけど...
今ある幸せって...蓮と居ることだって知った...
蓮...?
明日は絶対言うからね...
そのまま、また眠った

