「いや...ダメかなって言われても...」
あたしはカメラ嫌いだし...
「蓮も来るよな?」
「は?なんで俺が...」
「蓮来ないなら玲華ちゃん、行こうよ?明日撮影あるからさ!!」
「で...でも...本当にあたしなんかでいいんですか...?」
「玲華ちゃんじゃなきゃダメなの♪じゃあ朝、蓮の家で待っててね~♪迎えに行くから★」
「ちょっ、祐樹さん!?」
祐樹さんは手を振って自分の教室へ帰って行ってしまった...
ほ...本気なんですか...?
「れ...蓮...」
「アイツ、撮影になると怖いから気を付けろよ」
「え...」
行けってか!?
あたしに撮影行って来いって言うのか、お前は!?
「うん...」
「俺も行く」
結局行くんかい!!
「蓮も来るの?」
「当たり前だ。アイツは危険な奴だから。俺も絶対ついてく」
お前はあたしの親かよ!!
あー...本当に大丈夫なの...?
あたしなんかで...

