「...そうか...でも俺、絶対諦めねえから。絶対お前を落としてやる」
良かった、ちょっとは戻ったみたい
「送ってくよ」
「いーよ。家近いし」
「いーから送る。おい、玲華のカバン」
「はい」
「どうも...」
家政婦があたしのカバンを持って来てくれた
「また来いよ、俺ん家」
「気が向いたらね」
とりあえず、お腹空いた!!
「このまま飯、食いに行くか?」
「本当!?」
「....」
あ...やっちゃった...
「お前、笑った方がいい」
「別に...関係ないでしょ」
つい嬉しくて笑ってしまった
最悪だ...
あたしが笑顔を見せたのは、大雅と彩香しか居ない
「お互い、大変だよな」
「え?」
「集団に囲まれるんだから」
あぁ....

