♥love girl♥



「まだ大雅が好きか?」


「はい」


ここも即答


笹岡蓮が顔を伏せたのが見えた


「大雅はもう居ないのだよ?」


「知ってます。それでもあたしは大雅を想っています。もし大雅が帰って来たとき、変わらない笑顔を見てもらいたいので」


あたしの本心だった


あたしは、大雅じゃなきゃ嫌だ


大雅の代わりなんて要らない


「...きっと大雅、幸せなんだろうな...」


笹岡蓮が呟いたのが聞こえた


「分かった。蓮、もういいぞ」


「あぁ。玲華、来い」


「あ、うん。失礼します」


部屋を出て、笹岡蓮の後についていく


「どこ行くの?もう帰りたい」


お腹空いた...


もう限界...


「俺の部屋。もう少し待ってろ」


「はぁ...」


お腹空くと、怒るよ


あたし、単純ですからね...


2階へ上がって、笹岡蓮の部屋に案内される


家、広ッ!!!