「あっ、春姫ちゃん♪」


「えっ!?」


春姫ちゃんはびっくりしてあたしを見る


「れ...玲華様...?」


「うんっ♪」


「えぇ!?!?」


周りの人が叫ぶ


「うるさっ...」


思わず耳を塞ぐ


「玲華様、化粧を!?」


「うん、しちゃった」


「玲華!?なんかあった!?」


彩香があたしの肩を掴んで揺する


「ちょっ、何もないから」


「だって玲華!!笑ってんだもん!!」


「俺が笑わせたの」


「蓮様が!?」


「そ♪」


あたしを抱き寄せて嬉しそうに笑う


「これで誰も文句ねえだろ?玲華は誰よりも綺麗なんだよ。文句ある奴は直接俺に言って来い!!」


蓮が大声で叫ぶ


「よしっ、これで満足だ」


あたしに向かって笑う


どこまで子どもなんだか...


「それは何よりで」