♥love girl♥



「玲華の特別アシスタントに付いてもらう」


「玲華の?」


「あたしの?」


特別アシスタントって?


「玲華に明日から化粧して学校へ連れてく」


「あれ、校則厳しくねえの?」


「普通。まあ俺がそばに居っから誰も何も言わねえよ」


「たしかに。蓮、キレると手のつけどころがねえからな」


...そんなに怖いの?


怖い感じなの?


「似合ってるから大丈夫だろ」


「もう少しナチュラル的なのねえの?」


「ある。けど玲華に似合うかな?」


「今から玲華貸すから試してやって」


「え、え?」


あたしを貸す?


あたし、ここに居るの!?


「あいよ。んじゃ玲華、顔洗ってきて」


「はい...」


「あ、クレンジングあるからやっぱ俺がやる」


「遼、玲華に手ぇ出したらコロス」


「分かってるって」


「絶対だからな?」


「うるせぇ。お前、部屋で寝てろ!!」


「へいへい。じゃあ終わったら呼びに来て」


蓮は部屋を出て行った