「玲華の特別アシスタントに付いてもらう」
「玲華の?」
「あたしの?」
特別アシスタントって?
「玲華に明日から化粧して学校へ連れてく」
「あれ、校則厳しくねえの?」
「普通。まあ俺がそばに居っから誰も何も言わねえよ」
「たしかに。蓮、キレると手のつけどころがねえからな」
...そんなに怖いの?
怖い感じなの?
「似合ってるから大丈夫だろ」
「もう少しナチュラル的なのねえの?」
「ある。けど玲華に似合うかな?」
「今から玲華貸すから試してやって」
「え、え?」
あたしを貸す?
あたし、ここに居るの!?
「あいよ。んじゃ玲華、顔洗ってきて」
「はい...」
「あ、クレンジングあるからやっぱ俺がやる」
「遼、玲華に手ぇ出したらコロス」
「分かってるって」
「絶対だからな?」
「うるせぇ。お前、部屋で寝てろ!!」
「へいへい。じゃあ終わったら呼びに来て」
蓮は部屋を出て行った

