♥love girl♥



「智明くん、今の見せてもらったよ」


「お...お父様!!」


蓮のお父さんがキッチンから出てきた


とゆうかなぜキッチンから...?


「智明君、ここから出て行きなさい」


「親父!!」


「...分かりました...」


「お兄ちゃんっ!!」


「ここから出て、一人前になれ」


「...え...?」


「そしたら、玲華ちゃんと一緒に住みなさい」


「お父様...」


「親父!!玲華と住むのは俺...」


「蓮は少し黙ってなさい」


「...」


ムスッとしたように黙り込む蓮


「智明君、どうだ?」


「ですが...」


「蓮のことは気にするな。彼氏と居るよりも、まず家族と居る方が安らぐだろうしな。家ならこの屋敷を使ってくれ。部屋はかなり空いてるからな」


「ありがとうございますっ!!!」


お兄ちゃんは目に涙を浮かべて頭を下げる


「ありがとうございますっ」


あたしも慌てて頭を下げる


「2人して...本物の兄弟だな」


フッと笑われた