「好きだ、玲華」
「ここ...教室...」
顔が赤くなるのが分かって俯く
「知ってる。ワザとだし」
クイッと顔を上げられてキスをされた
「キャー!!!!♥」
教室に響く女子の声
「耳いてぇ...」
耳を塞ぐ蓮
お前のせいだ、バカ蓮!!!
「どうだ?これでお前、誰にも取られねえだろ」
ニッと笑う蓮は、嬉しそうだ
蓮...一生恨むから!!!
「蓮!!てめぇ...問題起こす気かよ!?」
祐樹さんが慌てて戻ってくる
「問題なんか起こさねえー。ただ俺、玲華守りてえだけだし」
「お前の行動全部が玲華ちゃんを危険にしてんだよ!!」
「えー?だってさー...」
「だってじゃねえ!!てめっ、こっち来い!!」
「うげー。祐樹がキレてる~」
蓮はめんどくさそうに祐樹さんの後をついていった
が、戻って来た
「お前ら、玲華に手ぇ出したらぶっ潰す」
「早く行かないと祐樹さんが余計に怒るよ?」
「へいへい」
渋々教室を後にした蓮

