「さすがは祐樹。恩に着るぜ」
「...ハァ...」
溜息が出るよ、本当に...
「じゃあな、蓮」
「あぁ」
祐樹さんは笑顔であたしの教室を出て行った
「蓮、いいの?」
「あー?いいんだよ。アイツは俺のこと、よく分かってっし」
「だからって...」
「俺は、お前とずっと居たいから。絶対離さねえから」
「...うん...」
そう言われるのは嬉しいんだけど...
「彩香、春姫ちゃん達を教室まで連れてって...」
「えー?だって面白いもん♪」
彩香、やめてください
「あたしで遊ぶなー!!!」
「きゃー♪玲華が怒ったあ♪」
彩香はやっと春姫ちゃん達を連れて行った
「はぁ...」
「あはは!!!玲華、お前は面白い奴だな」
「面白がるなっつうの」
「玲華、絶対お前を守るから」
「っ」
蓮が急に真剣な目をする
この目をされると、逃げられない...

