「うるさい。こうでも言っておかないとお前に危害が加わるだろ。ま、絶対1人にはさせないけどな♪」
蓮が嬉しそうに囁いた
「あははっ。彼女さんは幸せですね♪」
あは...は...
あたしに振られても...
「すいません。今コイツ、風邪引いてて喉が痛いらしいんで声は出せないんです」
あ、そう展開しますか...
「じゃあ幸せそうですね!!!」
「はい。とても幸せです」
「このままゴールインって可能性は!?」
「あははっ。結婚だなんで...まだ俺、16なんで。でも、俺はずっとコイツの隣に居るんでありえますね」
け....結婚!?!?
あたし、絶対ないから!!
付き合うのは認めるけど...コイツと結婚したら大変!!
絶対わがまま炸裂だって!!!
「じゃあお幸せに!!!」
「ありがとうございます」
行くぞってまた腕を引っ張られる
「笹岡君、今回は大目に見るが...これからは学校に記者を引き連れないでくれよ?」
校長が蓮に言う
「すいません。気を付けます」
ニコッと校長に笑いかけ、教室に戻る
「蓮!!テレビ見たぞ!!お前、あれはやべえって!!!」
教室には、祐樹さんが来ていた

