♥love girl♥



「うるさい。こうでも言っておかないとお前に危害が加わるだろ。ま、絶対1人にはさせないけどな♪」


蓮が嬉しそうに囁いた


「あははっ。彼女さんは幸せですね♪」


あは...は...


あたしに振られても...


「すいません。今コイツ、風邪引いてて喉が痛いらしいんで声は出せないんです」


あ、そう展開しますか...


「じゃあ幸せそうですね!!!」


「はい。とても幸せです」


「このままゴールインって可能性は!?」


「あははっ。結婚だなんで...まだ俺、16なんで。でも、俺はずっとコイツの隣に居るんでありえますね」


け....結婚!?!?


あたし、絶対ないから!!


付き合うのは認めるけど...コイツと結婚したら大変!!


絶対わがまま炸裂だって!!!


「じゃあお幸せに!!!」


「ありがとうございます」


行くぞってまた腕を引っ張られる


「笹岡君、今回は大目に見るが...これからは学校に記者を引き連れないでくれよ?」


校長が蓮に言う


「すいません。気を付けます」


ニコッと校長に笑いかけ、教室に戻る


「蓮!!テレビ見たぞ!!お前、あれはやべえって!!!」


教室には、祐樹さんが来ていた