忌まわしい忌まわしい

その他

忌まわしい忌まわしい
作品番号
596440
最終更新
2011/06/02
総文字数
518
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
57
いいね数
0
――――名も知らない1ミリメートル程の虫が電灯に向かって飛んでは落ちる。飛翔しては墜落。僕はこんな虫になりたい。机が白いから君のことはよく見える。飛んでは落ちる。仰向けになっている。手足を綺麗に折り曲げて動かない。死んだかな。飛翔した。光に向かって。そして墜落。30秒静止後、再飛翔。ふらふらと僕の飲みかけの麦茶のコップの中に落ちた。そして沈んでいった。僕はこんな虫になりたい。僕はぐっとそれを飲み干した。虫の味はしなかった。――――

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