「す、き…」


「もっとちょうだい」


「すき、大好き」


「偉い子偉い子」


「立川くんは?」


「好きだよ。これから先もずっと」


「そ、そんなこと言わないでよ。あたし調子に乗っちゃうよ?」


「んん…」



何も答えてくれない誤魔化されたキスだったけどすごく温かくてこの島に来てから初めて安心を感じた時間だった。