レモン色の恋




ちょっと…いや、凄く不安になってきたから

きっとこの場所はこの島の中でも田舎な方なんだ!と思い込み

船で見たこの島が小さかった記憶なんか消し去って

海が見える方に向かった。





「わっ…ヤバッ……」




逃げるようにして来た砂浜だったけど
海を見た瞬間一瞬にしてくぎ付けになった。


クリーム色の砂浜にキラキラと光った波が押し寄せていて…

海が………蒼い。



いや、海が青いのは分かってるんだけど…なんていうのかな?

“青”じゃなくて“蒼”って感じ。


太陽からの光で輝いていて限りなく透明に見えたと思ったら

深い“蒼”がどこまでも続いてて…


思わず違う世界に入ってしまったような感覚になった。