私の過去～幸せに殺される～

ヴァンパイアのように血を舐めた。

痛みが手首に響き渡ったけどそれをも気持ちよく感じた。

そして、カミソリを引くときの力の加減が出来なくなって深くなることもしばしばあった。

治りかけの所をなぞり切りしたこともよくあった。

そして、私は必ず切るポイントを決めていた。

それは…
『血管の上の皮膚』

血管が浮いてたり透けて見えてるところを必ず切っていた。