アキが逝ってから学校は相変わらずだった。
誰も何も覚えていない。



永井アキはあの日に死んだ。



今では俺もあの奇跡は嘘だったのではないかと…。
俺は夢を見ていたのか。と思ってしまうぐらい周りは何も変わっていなかった。


そんな事を思いながら俺は屋上に来て相変わらず音楽室を見つめていた。