アキは子供を宥めるように手をずっと握っていてくれた。
ようやく落ち着き出した俺は顔を上げ、アキと見つめ合った。


「ヒロ?ずっと見守ってるからね。あなたの笑顔が見たいから。」



「逝くんだな。」



「うん。ありがとう。」