なーんちゃって!!



せっかくのチャンスなのに耳なんか塞いだらもったいねーだろ。



俺は耳に軽く手をあて、声が聞こえるようにした。



「好きだよ///」

「満足満足」

「聞こえてないよね!?」

「あぁ」



嘘だけどな。



飯を食い終わったからイチャイチャタイムの始まり~。



「キスしたいからこっち来い」



いつもは照れて来ないのに今日は照れながらもこっちに来た。



やっとこの雰囲気に慣れたか!?



「珍しいな」

「うん。今日ね、えれなに言われたのキスぐらいで照れてちゃ違う女の子に盗られちゃうって。実際、悠稀の周りかわいい子ばっかだもん」



優希も不安になったりすんのか!?



「安心しろよ。お前以外は女に見えねーから」

「ホント??」

「あぁ」



どんなにかわいいヤツに迫られたとしても優希以外のヤツとはキスやそれ以上のことは出来ねーと思う。



もしかしたら、触れることも無理かもしんね。



それくらい優希が好きだ。