落ち着いたっていうか大人になったっていうか。
別人みたい。
「食った食った。やっぱ日本はいいな」
「あっちではどんなもの食べてたの??」
「ハンバーガーとかハンバーガーとか」
ハンバーガーしか食べてなかったのね。
「最後の方は作ってもらってた」
「誰に!?」
まさか女の子にじゃないよね。
「共演者のマイケル」
「そ、なんだ。悠稀料理できないもんね」
「女に作って貰ったんじゃないかって心配した??」
「信じてるもん」
ごめん、疑った。
離れてると相手が何してるから分かんないからホントに不安なんだもん。
電話しないともっとだよ。
「ただいま」
「ただいま我が家」
悠稀は久しぶりの我が家を堪能してる。
意味もなくウロウロして、キッチン、お風呂、寝室など部屋を行ったり来たり。
「風呂入ろう。今、溜めてきたから」
「あたしも??」
「当然」

