マイケルが優希の話するから無償に優希の声が聞きたくなったじゃねーか。



ということで久々に電話してみた。



「ふぁい」

「わりー。寝てたか??」

「悠稀??……これは夢だ。夢なら何言ってもいいや。悠稀、寂しいよ。メールくらい返してよ。でも、がんばって。好きだよ」



俺はそのまま何も言わずに電話を切った。



あれが優希の本音か。



優希は理解してるって想ってたけど俺の思い違いだったんだな。



「いとしの優希ちゃんに電話したのに何で落ち込んでんだよ」

「マイケル酒持って来い」



今日はやけ酒して反省会を開こう。



「マイケル。俺は上に昇る。すぐにお前より有名になってやるからな!!」

「飲み過ぎ」



その夜は散々マイケルに愚痴った。