「今日から一緒にバイトすることになった篠原春樹くんだ。篠原あいさつしろ」
「篠原春樹です。こうゆうところでバイトするのは初めてで慣れていないので迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願します」
新人の春樹くんはあたしより年下らしいが、しっかりして見える。
「西野!!篠原にいろいろ教えてやれ」
「はい」
あーあ。
めんどくさい役押し付けられちゃった。
「よろしくお願いします。え~っと…」
「西野優希っていいます。よろしくね」
取りあえず、篠原くんにはメニューを覚えてもらった。
その間にあたしは自分の仕事をこなした。
「優希さん。終わりました。次の仕事なんですか??」
「えっ!?もう終わったの!?じゃあ、次はレジのやり方教えてあげる」
物覚えの速い篠原くんは次々に仕事を覚えてくれた。
案外めんどくさくないかも。
それになんかかわいいもん、篠原くん。
全てに対して一生懸命っていう必死っていうか。
見た目は大人っぽいのにね。
このギャップ絶対モテるよ。

