それを2人に相談してみた。
「そんなこと悠稀くんが許すわけないでしょ。悠稀くんはあんたのためにがんばってるんだよ」
それは分かってるよ。
分かってるけど納得いかない。
「悠稀先輩に相談してみたら」
「出来ない。悠稀は頭ごなしに反対するから。あたしの意見なんか聞いてくれないもん」
「分からないじゃない。悠稀先輩だって大人になったんだから。かなり変わったと思うよ」
悠稀は全然成長してないよ。
全くね。
「毎日一緒にいるから分かんないだよ。丁度いい!!悠稀先輩と離れてる今もう一回考え直してみて。きっと気づくよ」
「意味分かんない」
「そのうち分かるよ」
えれなちゃんはそれ以上なにも言わなかった。
その日は疑問を残したままお開きになった。
次の日のバイト中。
「みんなちょっと来てくれ」
店長がみんなを招集した。
店長の元に行くと店長と1人の男の子がいた。

