…泣いてんじゃん 「!風速くん!!」 結亜が俺の名前を呼ぶと、みんないっせいにこっちを向いた。 そのすきに、結亜は、掴まれていた手を、おもいっきり振り払うと、俺の後ろに隠れた。 そして、“…ありがと” 小さくそう言った。 …俺、結構信用されちゃってますね、うん。