僕と死んだ恋心




「なんだ雅かって、酷い」

「ごめん、ごめん。」

「ごめんって思ってないでしょ?」

「大正解。」

「もう、雪の馬鹿」



ぽかぽか叩かれる


地味に痛いんだけど…



「地味に痛いから止めて」

「えー、やだ」



雅は殆ど動かない僕の表情の動きが解るらしく


僕の気持ちはある程度解るんだよね


怖い怖い



「何か今失礼なこと思ったでしょ?」

「別にぃ、何にもないよぉ?」



雅の前だと嘘が苦手になる


謎だ