寧々は頬を膨らませて先を歩いたがーーー
グイッ
「きゃっ!?」
気付けは寧々は奏の腕の中にいた。
後ろから抱きしめられた寧々は「離して!」と奏の腕の中で抵抗をした。でもそんな寧々にお構い無しに奏はーーー
「これから先もずっと一緒にいような?」
ーーピタ
な、何よそれ…そんなこと突然言われたら怒れないじゃない…。
「……」
「返事は?」
悔しいけど……
「……はい」
「上出来♪」
そして私たちは向き合い、お互いの顔を見ながらどちらともなく顔を近づけて優しくて甘いキスをした。
奏のバカ…。
こうなると私が怒れないこと知っててするからムカつくのよね。
でも意地悪されてもイヤじゃないと思う私がいるのよね。
これからもずっと一緒にいようね
私たちは何度も何度もキスを繰り返した。
甘くて優しいキスを何度も……。
fin


