ーードンッ 「きゃっ!」 いきなり壁に押し付けられて身動きがとれなくなった寧々。 「素直に言えよ。俺が好きだって…。」 奏は寧々の耳元で小さく囁いた。 「っ…ふ、ふざけないで!」 私は負けじと奏の綺麗なブラウンの瞳を見て言った。 「意地っ張り」 「頑固者」 「可愛くねぇ」 「カッコよくない」 「地味女」 「地味男」 「「……………ぷっ♪」」 2人で負けず劣らず言い返し続けていると段々バカらしくなったのか2人して吹いてしまった。