「ちょ、ちょっと……」

「何?」

前髪の隙間から見える怪しげに私を見るブラウンの瞳

私をジッと見ていて何故か私は目をそらせないでいる。

「クスッ、お前も可愛い顔とかすんのな。」

「……え?」

今、何て言った?

「面白い…♪」

スッ…

「だ、だから何の……んっ…!?」

私は突然の事でこれが夢なのか現実なのか分からなくなってしまった。

だって今、私は奏に唇を奪われてしまったから……