「……まぁ仕方ない、俺は今回諦めて……」 奏が席を立つとーー 「あっ、危ない!!」 「え?」 とっさで振り返ると下にいる女子の前にカラオケ大会の看板が落ちてきた。 ガタッ 「危ない!!」 ガシッ 「……………………」 ーーカシャン 「……っ、大丈夫か?」 「え…!?は、はい…大丈夫…です。」 「良かった…。」 かぁぁぁぁぁ 危機一髪で看板をキャッチして女子を助けたのは良いけどーーー ……ん?何で顔を赤くしてんだ? ……まさか!? パッ あぁ!! メ…メガネが…外れてる……!!