一歩足を踏み出すとピシャ…と濡れた足が音を出す。 狭い小屋で彼女の傍にたどり着くのは一瞬だった。 ピクリとも動かない彼女の顔に鼻先を近づける。 微かな息を確かめて、……命があることに… ――――パタ… 『……っ』 …また、涙が落ちた。 涙が落ちた先は、彼女の血に濡れた頬の上… スゥ…と、頬を伝い…赤に滲んだ白い線を描いた。 君は…肌が、雪のように白いんだな……。