たどり着いた屋敷は鬱蒼とした森と高い塀に囲まれていた。 鉄製の重々しい門は来るものを拒絶しているかのような存在感があり、門の中は整然と刈られた並木が立ち並び、その先に煉瓦壁の古い洋館が建っていた。 屋敷はシン…と静まり返り、夜の闇同様に灯り一つ点いてはいなかった。 もっとも…既に深夜を回った時間は屋敷の者も寝静まっているのかも知れないが… …忍び込むには、好都合。