そんな俺の様子に気付かない彼女は 『あ、家、ここだから…ありがとう』 俺に向かって笑顔を向ける。 『結も、お礼言って?』 そして俺は今度こそ真っ暗闇のどん底に突き落とされる。 「お兄ちゃん、ゆにの友達じゃないよね? パパでしょ? だって、俺とそっくりだ!」