といってもまるっきり同じワケではない。 所々のパーツや雰囲気が、ものすごく似ていたんだ。 「ママ…?」 『あっ、この人はな、 「友達じゃないよ。 それよりボーズ、何歳だ?」 答えを渋っていたあたしの言葉に被せて男は結に問う。 「俺、ボーズじゃねぇ! ゆいってなまえがあるんだ!」 ……質問に答えない結はかなりの強者。 男はフッと笑って結の頭を撫でながら言った。 「ごめんな、結。 結は何歳だ?」 「三歳になった!」 さっきと違ってニコッと笑って答える結は何故か上機嫌だ。