春休みも終わり、新学期を迎えた私達。
高校生活最後の年、何事もなければいいんだけど・・・


「おっ! 菜々おっはーっ! 翔也もおはよー」

新学期早々明理が私に後ろから飛び付いてきた。

「おはよう、明理相変わらず元気だよね」

「当たり前じゃーん! 大好きな菜々に会えたんだもーん!」

「おはよう、村田」

「おい翔也俺におはようはー??」

裕太がすかさず言うと平常心で翔也は交わしていた。

「忘れてたわごめん」

「おい翔也ぁー!!」

「裕太はほっといてさ、旅行どうだった? 楽しかった?」

明理がニヤニヤしながら聞いてくる。

ホントにこういう話好きだよね明理はー

「その話はまた休み時間に話すから、とりあえずクラス表見に行こ?」

明理はガッツポーズで嬉笑みをしていた。