青春しようぜッ!!

翔也は私の右手首を握ってる川島クンの手を離した。


「明日の本番の最終確認がしたいんだよ! いいだろ橋本?」


「お前、菜々の相手役だからって調子乗るなよ」


私はどうすることもできなかった。
夕焼けが照り付けている教室で翔也と私と川島クン。

しばらく沈黙が続いた。


「この際だから言っとくわ 俺、橋本のこと好きになったんだよね」

川島クンがとんでもない言葉を翔也に向かって言った。


「いつからだよ」

翔也が川島クンを睨む。

「お前が転校してくる前からだよ なかなか告白出来なかったんだ・・・」


「ごめんけどお前に菜々は渡せない こいつは俺んだから」


翔也は私の手を握って教室を出ようとした。
すると、川島クンはとんでもないことを言い出す。


「橋本とのキスシーンがあるのに怒んないんだ」

ちょっといきなり何言ってんのこの人!?

私、知らないよ!
台本いっぱい読んだけどそんなことひとつも書いてないし!