青春しようぜッ!!

無事に通しリハーサルを終え、明理と教室に戻り、着替えを済ませ、翔也が来るまで教室で待った。


「橋本帰んねーの?」


川島クンが肩掛けかばんを提げて寄ってきた。


「うん、翔也が来るまで待ってるんだ」


「翔也って隣のクラスの? 確か橋本の彼氏だよな」


コクリと首を縦に振る私。


「菜々、ごめん遅くなって帰ろうぜ」


タイミング良く翔也が教室にやって来た。


「うん! じゃあね川島クン」


私が立ち上がろうとしたその時。
川島クンが私の右手首を掴んできた。
私は“えっ!?”と声を出してしまった。

「ちょっと待って、明日の演劇で少し話したいことがあるんだ」


「菜々に触ってんじゃねーよ」


川島クンの胸倉を掴む翔也。
最近は男子に荒々しい態度をとるようになった。