次の日曜日。

買い物帰り、家の中に入る前に郵便ポストを見た。

私宛ての手紙が１通来ていた。

なんだろうと思い、部屋に戻って見てみると小６の時に引っ越した幼なじみからのものだった。

名前は長澤翔也。
私の初恋の相手でもある。

翔也とは幼稚園の年長組からの幼なじみ。
切っても切れない縁なのだ。


手紙の内容は近々隣の家に引っ越して来るとのこと。


学校も同じ神山高校。
この手紙の目的は引っ越しの手伝いをしてほしいとのこと。


私は少し不安を感じた。

なぜなら私は長澤翔也に恋愛感情があって小６の卒業式の日に思い切って告白すると


「妹みたいなお前とは付き合えない ありえない」

と言われ、それ以来その事が忘れられなくてトラウマになっているから。