慌てて俺も地下に下りた。
が、女の姿が見当たらなかった。
地下の一番手前の扉が開いているだけだった。
その部屋は監禁部屋で、鉄格子の向こうにはまだ始末していないオンナが眠っているはずだった。
俺が監禁部屋に入ると、眠っていたオンナが目を覚ました。
目を覚ましたオンナと目が合った。
その瞬間、オンナは悲鳴を上げた。
「ユウマっ!!私を騙したのね!?早くここから出してっ!!」
このオンナは俺の客。
煩いオンナは目の前に立っている女に気が付いた。
「貴女っ!私をここから出して!早くお願い!」
煩いオンナは檻の外に居る女の腕を掴んだ。