「んんっ、あ、あ、やん」

奥に進むと蒼井の中がキュッキュッと締まる。

「全部入ったぞ。…大丈夫か?」

「う、うん」

「じゃ、動くぞ」

ゆっくりと腰を前後に動かし始めた。

「やっ…あん…あ、あ、んん」

「どうだ?生身の人間はいいだろ。こうやって突けるんだからな」

蒼井は昔、死体しか愛さなかった。

それを変えたのが俺だ。

「さっきより気持ちい…」

“さっき”が気になったが、今行為を中断してこの家の地下室に行ける自信は無い。

今はこの快感に身を委ねたい。

「くっ…イく。…出すぞ」

俺はピストンの速度を上げ、蒼井の中に射精した。

「あぁぁ……。はぁ、はぁ、はぁ」

「っ…くっ…はぁ、はぁ」

俺は蒼井の上に崩れて息を整えた。

しばらくの間、ダイニングには2人の口から漏れる吐息の音だけだった。