「純……」

雅は涙で濡れる瞳で俺を見つめる。

「前にも言ったけど、愛してるから失いたくないんだ」

「じゃぁ純は私を食べる気は無いの?…考えておくって言った純の、それが答えなの?」

雅は涙を拭い、真剣な眼差しを向けた。

「雅は結論を出すのが早いんだよ。勝手に死のうとして。…俺は雅を失いたくない。でも雅が苦しんでるなら、もっと真剣に時間をかけて考えてみようと思うんだ」

雅の手を握る。

「俺に3年ちょうだいっ。俺は雅に出会って変わった。だから次は俺が雅に生きる希望を作る!!」

俺の雅の手を握る両手に力が入る。

「私の…生きる希望?」

「3年で雅の気持ちを変えてみせる。もし3年後、雅の気持ちが変わらなかったら…その時は雅を食べる。でもっ…変わってたら、俺と一緒に生きてほしい」

3年後の雅へ・・・・・・・・・

「ちょっとでも私の願望が残ってたら食べてもらうからね」

・・・・・・・・・挑戦状!!