「雅の言う通り秋菜は殺して埋めた」

「肉にしなかったのは…ヤったから、なんでしょ?」

自分の体液で汚れた女は喰わない、と以前雅には話していた。

「いや、アイツは単に喰う気が」

「嘘つかないで」

雅の言葉に俺の言い訳は遮られた。

「ホントの事言って」

しばらく沈黙を続けたが、雅の熱い視線に負け白状した。

「ヤっちゃった。……と言うかヤられた」

言葉にすると情けない。

犯されたのが俺だと知って雅は目を丸くした。

「襲われた、の?」

雅は体を前のめりにして聞いてきた。

よほど信じられないのだろう。

俺は首を縦に振った。

「秋菜を汚した……いや、勝手に汚れたから殺して埋めた。ごめん、雅がいるのに拒めなかった」

頭を下げる俺を見て雅はクスッと笑った。