俺は手探りで俺の足元に転がる引き出しから出したあるもの__ナイフを掴む。

下で喘ぐ女にもう用はない。

喰えないなら性欲処理の道具としてもう少し遊びたかったが、雅の存在がそれを拒絶させる。

「さぁ…逝っちゃいな」

ナイフの刃が横になるように握り、秋菜の首にナイフを突き刺す。

「ぐあぁっ」

不気味な呻き声をあげ、それと同時に秋菜の中が締まる。

「おぉ…いいな、これ」

ナイフを抜くと傷口から吹き出す血が顔に飛んだが傷は浅いようだ。

頬を伝う血を舌で捕らえ、味わう。

秋菜は傷口を押さえて口から血を吐きながら、水っぽい声を出し続ける。

ナイフで秋菜の腹に巻かれていたドレスを裂く。

ドレスだったピンク色の布を左右に開き、臍にナイフの刃先を当てる。

秋菜の呼吸が速くなったのが分かる。

少し力を入れナイフを刺す。

また秋菜の中がナニを締め付ける。

臍は小さな血溜まりと化す。

再び臍に立てたナイフを宛がう。

数ミリ(数センチかもしれないが)刺し、下にずらす。

ナイフを抜き代わりに右手の指を三本突っ込む。

「ぐア゛ア゙ー、ァアアァァー!」

その悲鳴で、ここは二階で壁が薄いと気が付く。

「はぁ~……」