「ただで出ろなんて言わねぇ。出てくれたらお前が朝遅刻しても出席扱いしてやるよ。」 駄目教師の見本だな。 教師とは思えない大五郎の言葉にあたしは呆れ返っていた。 とは言え、出るだけで遅刻しても出席扱いなのは嬉しい。 「…………わかった。」 あたしは渋々頷いた。 大五郎は満足そうに笑っている。 「ただし!!」 あたしは大五郎の前に指をつきだした。 「競技に出て、一位じゃないからって言って約束破るのはなし。」 「おう!!」 大五郎は勢いよく返事をする