二人に会うのはあの事件以来だ。




そう言えば、風雅達にあの女達の事を知らせたのは氷真と紫音って言ってたな。




二人とも、あたしが言うなって言ったのに言ってしまって気まずいんだろう。




あたしは黙って自分の席の方へ向かった。




「真城……、俺達その、」




氷真が気まずそうに話しかけてくる。








「おはよう。」




あたしは何事もなかったかのように二人に挨拶した。




「え…あっ、おはよう。」




「………おはよう。」




二人も戸惑いながら挨拶してきた。




あたしが怒ってるとでも思ったんだろう。