あたしの後に風雅が入り車が発進した。
「そう言えば、そろそろ体育祭の時期だな。」
旭の言葉にあたしは目を見開く。
「どうしたの?真城。」
「顔が大変なことになってるよ。」
大と力の失礼な言葉にイラッと来たがとりあえず無視で話を進めた。
「体育祭なんてあるの?」
「あるに決まってんだろ。」
旭が馬鹿か?といった顔であたしを見てくる。
「皆、体育祭なんて出るの?」
「毎年皆本気だぜ。」
あたしの質問に答えたのは馨だった。
本当に皆出るのか?
不良が真面目に体育祭なんて全然想像出来ない。
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