朝ごはんを食べ終えたあたしは部屋に戻り支度をしていた。
スカートを履いてちょうど準備が終わったところにいきなり襖が開いた。
「車が来た。行くぞ。」
それだけ言うと風雅はさっさと出ていった。
あたしは急いで風雅を追った。
「風雅、勝手に襖開けるの禁止。」
あたしの言葉に風雅はチラッとこっちを見ただけだった。
「今度いきなり入って来たりしたら許さないから。」
あたしは念を押すように言う。
あたしだって女だ。
寝顔なんか見られたくないし、終わってたから良いもののまだ着替えてたらどうするつもりだったんだ。