て言うか…




「痛くなかったわけ?」




あたしはこんなに痛いのにどうして風雅は顔色一つ変えないのか。




「そんなに痛くなかったろ。」




風雅は平然と答える。




この石頭やろう…。




あたしは風雅の頭に密かに殺意を覚えた。








「おい、飯だ。行くぞ。」




風雅は何事もなかったかのように言ってくる。




あたしは渋々、ベットから降りた。




風雅との激突ですっかり目が覚めてしまったあたし。




いいことなのか、悪いことなのかと頭を悩ます。




しばらくあれで起こされるなんて勘弁だ。




次からは自分で起きようと決意したあたしだった。