あたしが立ったままでいると、後ろから風雅が出てきた。 「親父。」 「久しぶりだな、風雅。」 風雅と男の人が言葉を交わす。 親父? てことは、この人が風雅の父親で古城組の組長? 男の人は話を終えると風雅からあたしに視線を変えた。 スラッとした身長に長い手足。 愛美さんと同じように着物を綺麗に着こなしている。 確かに、雰囲気やところどころが風雅と重なる。