「真城が追放してほしいならそうするよ、どうする？」




「それとも、一発ずつ殴ってくる？」




大と力が笑顔で言ってくる。




そんな物騒なことを笑顔で言わないでほしい。




「どちらも遠慮しておくよ。」




あたしの言葉に大と力は残念そうな顔をする。




一応、あいつら女だから殴れないでしょ…




「本当にいいの？」




空良が確かめるように言ってくる。




「うん。みんなが十分仕返ししてくれたから。」




頷きながら答える。




「お前、優しすぎだろ。」




旭が呆れたように言ってくるが、あたしにはその理由がわからない。