風雅に気を使わせてしまったことに気まずく思いあたしは黙りこむ。 「変なこと考えてんじゃねぇぞ。」 突然の風雅の言葉にあたしは無言で風雅を見た。 「俺が自分の意思でやっんだ、お前に言われたからじゃねぇ。」 「……そっか。」 風雅の言葉にあたしは心が少し軽くなった気がした。 「風雅は優しいね。」 風雅は一瞬驚いた顔になったがすぐにいつもの無表情に戻った。 「いきなり何言ってんだ。」 「ただ、何となく。」 あたしは景色を見ながら言った。