ここまで自分を見てくれる人がいるなんて羨ましい。 「そうだ、真城さん。少しお時間もらえますか?」 言葉使いは紳士だが顔がゴツい康二さん。 あたしはわけがわからないまま頷き康二さんの後ろをついて行った。 「ここです。」 康二さんについてきて辿り着いたのは… 「キッチン?」 そこには一生懸命になりながら野菜や肉をを切ったり煮込んだりしている男達。 「ここで毎日全員分のご飯をつくってるんです。」 「へぇ。」